10月15日、「ポジ研」事務局・谷は、株式会社「明治」主催の「カマンベールチーズと認知機能の意外な関係」という興味深いセミナーに参加してきました。
「明治」では、乳製品による認知機能維持の可能性に着目。「桜美林大学」、「地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター」の研究者とともに研究を続けた結果、“カマンベールチーズに含まれる成分が、認知機能の低下を食い止める効果がある“ことがわかりました。
その成分とは、「オレイン酸アミド」。カマンベールチーズは、チーズの表面に白カビをつけ、熟成させて作るチーズで、日本でもおなじみのチーズですが、この白カビの熟成過程でできるオレイン酸アミドが、脳内のアミノロイドβを除去することで、記憶力などの機能の維持や、睡眠の改善に役立つそうです。
オレイン酸アミドは、他のチーズ(プロセスチーズ、モッツァレラやクリームチーズ、ゴルゴンゾーラなどの青カビチーズ)や、牛乳、ヨーグルトにはない成分のため、認知症予防には、とりわけカマンベールチーズがおすすめ。「1日2切れ(2ピース)を継続して食べる」ことで効果が出るそうです。毎日の食事やおやつ、おつまみなどに気軽に食べる習慣をつければ、簡単にクリアできる量ですね。
認知機能の低下を防ぐためには、栄養(食事)のほかに、脳機能を活性化する運動、質の良い睡眠、社会とのつながり・・・なども必要な要素だと、今回の研究者の先生方もおっしゃっていました。 ※このことは、5月に開催したポジ研の「認知症予防&フレイル予防」セミナーでも、ご一緒に学びましたね。
日本人の乳製品摂取量は、欧米に比べればまだまだ少ないことも確か。チーズには、良質のタンパク質をはじめ、カルシウムや鉄、カリウムなどのミネラル、脂質、ビタミンAやDなどが含まれるため、筋肉や骨、歯など、体をつくる栄養素も豊富です。
あなたもさっそく明日から「カマンベールチーズ、1日2切れ(2ピース)習慣」をとり入れてみませんか。
★セミナー当日は、講演者(研究者の先生2人)のほかに、俳優・タレントの梅沢富美男さんがゲストだったこともあり、報道カメラが10台以上入りました。私は席からスマホで撮影したため、写真はダメダメですが、一応ご覧ください。